補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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歯科技工士になってよかった!!


CONTENTS

PLOFILE  歯科技工士になってよかった!!  Part0(ゼロ):歯科技工の実力
Part1:なぜに川島は積極的に「技術公開」を行うのか?
Part2:福島の女子学生の手記を読んで固まる、歯科技工士を教育する私の役割について
Part3:バリュー(価値)あるものは、存在自信を語らない!!
Part4:ヤングテクニシャンはなぜ積極的にリタイヤするのか? 

Part3:バリュー(価値)あるものは、存在自信を語らない!!

 トヨタのクラウンは、多くの自動車雑誌でもそんなに扱われないし、当のトヨタ自身がクラウンについて、ここがいいとかあそこがいいとか多くを広告しない。実際、クラウンを乗っている人がクラウンのよさを話すのもあまり聞いた事がない。クラウンの存在自身が自ら語ることを拒否しているようだ。ブランドそのものと言うべきであろう。
 トヨタはまた別の顔をもつ。東京よりも横浜のほうがプリウスを多数見る。乗る人のインテリジェンスを感じるが、そのような人々が横浜に多数おられるのだろう。燃費がいいとか環境にやさしいとか言われているが、プリウスの凄さは燃費向上を心がけることをドライビングプレジャーにしたことだ!! 自信のある存在は自ら多くを語らないのである。
 歯科も職業存在を語らない多くの自信をもち、患者さんたちから積極的にアプローチされるオーラあふれる歯科医療人を今後目指したいがどうだろう。


歯科学は補綴学がメインであり、補綴学は歯科技工学そのものである


 歯科技工は歯科医師が創生したが、かなりの昔から歯科医師と歯科技工士のコラボレーションである。
 たとえば、印象学は歯科技工学の一分野を形成するが、個人トレーの出来次第で理想的な印象が採得できるかどうかがポイントとなる。その個人トレーを歯科医師の依頼で歯科技工士が制作しても、印象学そのものは歯科医師固有(専有)のものだと言うならば、もはやそのような言いがかり的感覚は時代に即してない。歯科技工学=補綴学は歯科医師と歯科技工士が共有するもので、まさにコラボレーションなのだ。
 正直なところ、歯科技工学を昇華・発展させないと困るのは、転職しない・転職できない歯科医師のほうで、歯科技工士は以前から転職するカードをもっている。歯科界のミスリードを放置すると困るのはもちろん患者たちであって、今さら歯科界のヒエラルキーを論議することこそ死語になりつつある現状をトップリーダーたちは直視すべきであると思う。コラボレーションの新時代の到来をさらに期待する。

    

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