補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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ヒバクシャからの叫び 「原子力発電はもう要らない」

内藤 達郎
(PSD)日本補綴構造設計士協会 相談役(法律)

原子力安全・保安院がまとめたリストの中に、報じられなかったプルトニウム「大量放出」の事実が存在したことが明らかになった。
「このリストを見れば、原子炉というものがいかにわけのわからない放射性物質を詰め込んで稼働していたかわかる。検出されている核種は、広島の原爆で検出されたものとは比べものにならないほど多い。あらためて原子炉の危険性を教えられた気がします」
放射化学が専門の名古屋大学名誉教授・古川路明氏は一枚のリストに目を通してこう語った。

このリストは福島第一原発事故直後から3号機が爆発した後の3月16日までに、どれだけ この放射性物質が大気中に放出されたかの試算を原子力安全・保安院がまとめたものだ。それによると、放出された放射性物質は全部で31種類。そのなかには半減期が2万4065年」のプルトニウム239や、ストロンチウム90なども含まれている。

プルトニウムはセシウムや放射性ヨウ素と比較すると重く、東京電力が3月28日に、原発敷 地内でごく微量を検出したと発表した以外、実際にどれくらいのプルトニウムが放出されたもの かが明らかになっていなかった。ところが、リストに記載された試算値では、プルトニウム239 だけでも合計32億ベクレルが大気中に放出されたというのである。セシウム137にしても、京都 大学原子炉実験所の小出裕章助教によれば、「広島原爆の150発分が放出されたことになる」とい うから衝撃的だ。

日本のエネルギー政策の転換により火力発電所を閉鎖してまで原発に依存(現在30%)したのは、一部の企業利権との政官癒着があるのではないかという疑念さえ生じる。CO2削減のために原子力発電が必要だと宣伝されているが、CO2を出さないのは核分裂反応の段階だけで、原発建設はもちろんのこと、ウラン採掘、燃料製造・運搬、廃棄物の貯蔵と再処理など、あらゆる段階で大量のCO2を排出している。さらにすべての段階で作業に従事する人は外部被曝と内部被曝にさらされ、とくに原発で働く人の被曝による健康被害は世界的に問題になっている。

ガン、特に白血病や骨髄のガン、生殖器のガンなどが多発している。放射能汚染物質による内部被曝の問題は、原発従業員や周辺住民だけでなく、広範囲におよぶ汚染物質の世界的な拡散によって、発ガンの原因となっているとの指摘もある。原発でつくられる電気のコストは、フランスに依頼している使用済み核燃料の再処理や、六ヶ所村に押しつけた高レベル放射性廃棄物の処理などにかかる費用を含めると、風力、火力、水力発電よりもはるかに高価となる。原発建設は、自然を破壊し、命と健康と周辺住民の生活という取り返しのつかない高価な代償を払ってまで強行すべきではない。
核兵器であろうが原子力発電であろうが核サイクルからは「目に見えない凶器」である放射能が出ること、また核サイクルの全ての段階で処理方法が確立されていない核廃棄物が排出されることを忘れてはならない。
  参考サイトhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/18245

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