「政治家は誰のものか?」 川島 哲

道路族なる国会議員がいたり、過去には郵政族なる国会議員もいた。
 議員を抱えることで利権誘導をさせようとの″たくらみ″が長いこと日本を駄馬にしてきた。
 消費税や酒税合め、せっせと納税してきた一般市民は、その税金の恩恵にあずかることなく横領されてしまった。
 ドイツのアウトバーンやアメリカのハイウエーは無料で走行できる。
 なぜ日本の高速道路は有料なのか?
 道路一つを見ても、納税に見合った恩恵にあずかれない私たちはとても不幸である。
 せっかく燃費をハイブリッドで良くしても、あの高い高速道路代には閉口する。
 アンフェアーな利益誘導の政治や政治家は嫌われているが、そんな時に社団法人日本歯科技工士会の中西茂昭会長が7月の参議院選挙に再出馬すると聞く。
 「国民歯科医療のため」を隠れみのにして、歯科技工士の経済問題含め戦うとしているが、これこそ が職域の利益誘導ではないだろうか。
 政治家は″国民″のためのものであって決して″歯科技工士″のものではないはずだ。
 ましてや公益法人”格”を取得して公共の利益に浴すべき立場の社団法人が自らの職域のみの利益誘導とは、 にわかに信じたくない。
 本会(日技)と政治(日技連盟)の峻別も出来ず、今なお公益法人が政治団体を持つ見識のなさには呆れる。選挙は水物。
 当落の行方は下駄を履くまで分からないが、自分の周りの歯科技工士仲間たちはあまり興味がない。
 歯科技工業界の将来を憂うのであれば、政治家の道を個人的に邁進する中西会長たちの脂ぎった中高年のエネルギーを、他のことで完金燃焼させるのが早道のような気もするがどうだろう。