ふんぎりの悪さは”道”を踏み外す  川島 哲

雨に当たるのは嫌だと思うが、とても爽快でたまらない時もある。
 自転車(サイクル)で川越を基点にサイクリングロードを走っていると突然大雨に見舞われ普通ならば雨宿りとなるが、そのまま走破した。大粒の雨が全身にかかり、頭に最も強く当たるが、そのしぶきがことさらに爽快で走り続ける自分がいた。
 アスファルトを走ると暑いが、森を走るとひんやりして涼しい。
 温暖化防止には木を植えることが大いに効果があると、サイクリストは実感する。いずれにしてもアスファルトや河川のコンクリートなど、何でも固めてしまう風景は美しくない。そんな公共事業は税の無駄遣いだと言いたい。
 秋までに入間川から荒川土手を下り、葛西臨海公園(東京ディズニーランド横)で東京湾に出る往復120キロをサイクルで走るが、どのような体験が待っているのか、今から楽しみでウキウキしている。
 さて、参議院選挙は自民党の大敗で終わった。田中真紀子さんをすぱすぱ切り捨てる小泉さんと違い、安倍さんはバンソウコウ大臣も擁護していたし、自殺した元農水大臣もフォローし続けた。
 国民はこれら一連の不祥事に対する安倍総理の”ふんぎりの悪さ”に審判を下した。年金問題も、これまた、あいまいな安倍さんとオーバーラップして、消えたまま解決に至らないのではないかと国民は疑いを持ったに違いない。
 今回、国政再挑戦の日技会長もいたが、2度の落選は寂しい気がする。3度目はないものと信じるが、ふんぎりの悪さは”道”を大きく踏み外す!!と警鐘を鳴らしたい。
 職業柄、自転車操業の歯科技工とはいえ、せめて決断力は持ちたい。リスクをあえてハイリスクにすることはないと思う。

日本歯科新聞社  2007年8月7日 掲載