正岡子規の言葉に共感

高校生 国広 由紀子 17歳(広島県大崎上島町)

大阪と広島の大学でそれぞれ学ぶ兄と姉が冬休みで帰ってきた。わが家は祖父母、両親と私たち3人の計7人家族だが、普段は兄と姉がおらず、5人での生活だ。
 兄弟3人で遊ぶのは1年ぶりで、とてもうれしかった。正月が終わり、兄と姉が戻っていった。私はそれから1週間ぐらいは寂しさから抜け出せなかった。兄弟の存在の大きさをひしひしと感じた。
 3学期が始まり、国語の授業で俳人の正岡子規について書いた文章を読んだ。病床にあった子規がいとまごいする親類の人に「もう少し、いておくれよ。おまえが帰るとそこが空っぽになるじゃないか」と言って寂しがったそうだ。子規の言葉に妙に共感を覚え、思わずうなずいた。

讀賣新聞 2008年2月11日 掲載