Tuesday さいたま 今週のテーマ お母さん

心のささえ棒

会社役員 山口 モト 69 (行田市持田)

 「母さん!!」そう呼べる人も2年前に97歳で他界した。このごろは、自分のしぐさが時々母に似ていることに気づいて一人笑いをしてしまう。素朴で器用、口数が多くなかった芯の強い人だった。そんな母の一言一言は、私の心のささえ棒となっていた。  社会人1年生としてスタートする前夜、母が言った言葉は、今も私の中で生きている。言われたことを自己流で短歌にし、お守りのようにいつも持ち歩いていた。
 ”わがままも今日が最後と心して自分の道は自分で開け・・・・・と”
 ”口よりもこころ大事と母の言う我が行く道のしるべとしたき”
 行き詰まったり、心の迷いがあるといつも出しては、母の心を読み取ろうとしていた。 私の子供のころは、自然がとても豊かだった。よく母は、私を連れて野遊びに行った。歩きながら山菜、薬草、野いちご、こくわの実などを取っては、名前や食べ方、利用法など教えてくれた。いつの間にか記憶の奥の方にしまい込まれていたが、結婚して子育てをしながら、母と同じことをやっている自分に気づき、子供のころの記憶がよみがえってきた。お陰でこの年になっても子供や孫と一緒に山菜摘み、登山、キャンプ、スキーなど、自然の中で四季折々楽しませていただけるのも、母がその楽しさを教えてくれたと感謝しています。
 子から孫へ、自然は私たちの生活の中にしっかりと根をはっています。
 母さん、ほんとうにありがとう。


友達のような親

川越市立高階中3年 本多 沙織 14 (川越市藤間)

 私が将来、お母さんになったら、子どもを大切にして守ってあげられるかな。
 私の母は他のお母さんと比べて、いくつか違う。例えば子どものような所だ。母と弟のやりとりを見ていると、どっちが子どもなのかよくわからない。親と子として接するというより、友達同士みたいな感じだ。私は、親と子として接するより、友達みたいな方が話しやすいし、きずなも深まると思う。
 もし私がお母さんになったら、お母さんとおばあちゃんが私にくれている愛とか優しさを忘れずに、子どもにも愛情いっぱいの優しいお母さんでありたい。
 先のことなんてわからないけれど、おばあちゃんにはひい孫、お母さんには孫を見せてあげたい。



大きくなったら

川越市立高階中3年 本多 沙織 14 (川越市藤間)

 わたしのお母さんは、ちかくのスーパーで、午前10時から午後12時30分ぐらいまで、はたらいています。たまに午後3時ぐらいまではたらいています。薬ざいしをしています。電話がかかってきたときに、竹村先生と言われていたので、すごいなと思いました。
 家に帰ってきても、かじもちゃんとこなしています。一つでもおてつだいしたら10円をくれます。
 いつもおいしいごはんをつくってくれるので、そんけいしています。
 おこるときは、おこるときでこわいけど、いろいろなことをおしえてくれるので、おかあさんのことが大好きです。大きくなったらお母さんみたいなお母さんになりたいです。

讀賣新聞 2008年5月13日 掲載