慰められ気づいたペットも私の家族

大学生 中島 綾水 20歳 東京都小平市

 我が家には、私と弟が「一生懸命世話をするから」と懇願して飼い始めたオスの犬がいます。
 赤ちゃんの時は「早く散歩に行きたいね」と話していましたが、大きくなるにつれて世話が面倒になり、母に任せっきりにしていました。
 ある日、嫌なことがあり泣いていると、犬が近づいてきて私のほおを何度もなめてきたのです。何ということのない行為かもしれませんが、その時はとても温かく感じ、改めて涙が出ました。
 言うことはなかなか聞かないし、散歩の時も好き勝手に走れ回りますが、それでも大切な家族の一員だと実感しました。「面倒だ」という勝手な理由で世話を怠ることは絶対に許されないことだと反省しました。
 これからも家族みんなで愛情をいっぱい注いで飼っていきたいです。

讀賣新聞 2008年6月14日 掲載