夢得たチケット

大学生 小松 輝仁 20 (千葉県柏市)

高校1年の年末に、家の大掃除を手伝ったほうびとして、サッカーの観戦チケットを親からもらった。イタリアの強豪インテル・ミラノと浦和レッズとの国際親善試合だった。あらかじめ約束して手伝ったわけではなかったので、もらった時のうれしさは格別だった。
 テストで良い点数をとったら何か買ってもらうという話を聞くが、ごほうびは予想外の方が心に残ると思う。
 実家のある長野から埼玉まで見に行った試合の内容を、今でも鮮明に覚えている。それがきっかけで私は今、サッカーライターを目指している。夢を得たチケットだった。

讀賣新聞 2008年12月14日 掲載