姑「嫁の子より娘の子」

岡山・B子

先日、義妹が出産しました。喜んだ姑は、私の両親に対し、「こんなことを言うと腹が立つと思いますが、やっぱり娘の子どもは、嫁の子どもとは比較にならないほどかわいい」と言ったそうです。信じられません。私の両親も、あきれて何も言えなかったそうです。
 娘の子どもがかわいいのはよくわかります。でも嫁の両親に言うのはどうかと思います。非常識です。嫁の私に不満があり、当てつけに言うのでしょうか。
 こんなことがあってから、姑に会うのが嫌になってしまいました。子どもを会わせたくありません。両親も頭にきていますが、私に対しては「(姑には)今までどおり接しなさい」と言います。いろいろなことを考えてしまって頭にくるし、寂しい思いもあるし。どうしたらいいか、わからなくなりました。

大日向 雅美  (大学教授)

娘が産んだ孫は理屈抜きでかわいいという話はよく聞きます。しかし、言わずもがなのことを、まして嫁の子と比較して、嫁の両親の面前で言うとは、非常識極まりない話ですね。
 相手が孫のかわいさを比べるのなら、「私だって、実家の親の方がお姑さんより大事ですわ」と切り返せれば、気がすむことでしょうが、子どものけんかみたいでお勧めできません。  ここは一つ、あなたの両親の助言に従って、気にしないのが大人の解決策ではないでしょうか。あなた方に悪意を持って言っているのかどうか、日ごろのお付き合いを振り返ってみる必要はありますが、おそらく姑は、孫が授かったうれしさに有頂天になって、高揚した気分で思ったことを口にしただけで、案外邪気のない人のようにも思えます。あなた方には何を言っても笑って許してもらえるという安心感が言わせた言葉と考えられなくもありません。
 くやしい気持ちはわかりますが、言われたことにいつまでもこだわらず、姑にかわいがってもらえる子に育てた方がよいでしょう。姑も、お子さんにとっては大事なおばあちゃんの一人ですから。

讀賣新聞 2009年1月27日 掲載