懐かしい味の鯨肉
気軽に楽しみたい

主婦 川内 悦子 63 (熊本市)

子供の頃の食生活を思い出すと、すき焼きが一番のごちそうだった。牛肉はぜいたくな時代で、代わりに鯨肉を使っていた。
 商業捕鯨の停止によって鯨肉は高価になり、家庭で食べることもほとんどなくなった。最近、友人から鯨肉の缶詰をもらい、懐かしい味を楽しんだ。鯨肉を見直し、料理してみようと思ったが、近くのスーパーに行っても見当たらない。
 年配者に聞くと、食べたいという声が多かった。調査捕鯨は続いているので、鯨肉はかなりの量が供給されているようだ。鯨肉が昔のように身近な食材になってほしい。

讀賣新聞 2009年2月17日 掲載