人を不快にする同僚の反論

(高知・G子)

40歳代女性。職場は、専門職5〜6人に事務職が1人加わるチーム構成になっています。
 私のチームの事務職の女性は、私と同年代で子どもも同じようにいますが、チームで1人だけ仕事内容が異なるのです。
 とにかく勝ち気な人で、私が話したことに、いちいち反論します。例えば「赤信号では止まらなければならない」と私が言ったとすると、「いや、青の時に進むものだ」と、きつい口調で私を否定します。同じことなのに、まるで私が間違ったかのような言い方。しかも、私が他の人に向かって話したことでも、割り込んできて否定します。まったく不愉快になります。
 彼女の態度は年々ひどくなっており、同僚もみな同じように嫌な思いをしているようです。こちらが言葉を発することがなければ、言い返されないので、最近は、必要なこと以外は話さないようにし、じっと我慢しています。
 こういったタイプの人とは、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。「相手が間違っているかのような言い方ばかりしていると、嫌われますよ」と、一度はっきり言い返すべきでしょうか。

山田 昌弘 (大学教授)

私も研究討論の癖が抜けず、普段の会話でも反論から初めてしまうこともあり、反省することしきりです。「そうじゃなくて・・・・・」とか、「というよりも・・・・・」などと、こちらの話を否定した言い方で返されると確かに不愉快な気分になりますよね。
 だからといって、同僚の方の話し方の癖は、なかなか変わるとは思えません。反論口調もその人の自己主張のひとつかもしれません。周りに負けないと思って、プライドを保つために反論口調になっているのかもしれません。
 仕事に支障がなければ、これまでのように最低限の会話だけしていればよいのではないでしょうか。それが大人の対応だと思います。世の中にいろいろな人がいます。その中で心乱れないように、自分をどうコントロールしていくかが、現代社会に生きる私たちの課題だと思います。

讀賣新聞 2009年4月22日 掲載