携帯頼り冷や汗

主婦 浜畑 和代 39 (千葉県佐倉市)

私は普段から時間を携帯電話で確認しており、腕時計を付ける習慣はありません。そのために数年前、とても困ってしまいました。
 ある資格試験を受験した時のことです。会議で筆記用具以外はしまうように言われ、私は初めて腕時計が必要だったことに気づきました。会場の時計は後方にあり振り向けません。心配で鼓動が高まりました。
 不安でしたが、とにかく目の前の問題に集中しました。試験管の「残り10分」の声に救われ、何とか時間配分を間違えずに最後まで解けました。合格しましたが、あの時の緊張は今思い出しても冷や汗がでます。

讀賣新聞 2009年5月10日 掲載