彼氏と同じ存在

主婦 佐藤 直子 42 (千葉県市川市)

24歳の時に新車を買おうと心に決めた。中古車ではずれをひいた苦い思い出があったので、「次は新車」と心を弾ませた。  当時、私は独身だったため、周りからは「お金がたまらないよ」、「婚期が遅れるよ」などと冗談交じりに言われた。
 結局、思い切ってサンルーフ付きの新車を購入。しかし、ドライブが楽しくなってきた途端、友達がバタバタと結婚していった。キツネにつままれたようなむなしさに襲われたが、それでも大好きな車が彼氏となり、7年連れ添った。今では家族を乗せ、運転できる喜びをかみしめている。  

讀賣新聞 2009年10月4日 掲載