お礼に返す日本語
 外国人女性に学ぶ

パート 鈴木 由貴 (埼玉県川越市)

先日、都内へ行った時のこと。寝ている息子をベビーカーから降ろした拍子に、ベビーカーが倒れてしまった。あわてて起こそうとすると、そばにいた外国人女性が起こしてくれた。すぐにお礼を言うと、「どういたしまして」と返ってきた。
 それを聞いてハッとした。今まで、お礼を言われても、「いえいえ」や「はい」とあいまいに返していた自分が恥ずかしくなった。本来、お礼を言われたら、このように返事をするのが礼儀なのだろう。
 親切にしてもらったうれしさに加え、改めて、自分のこれまでの言葉遣いを見直すきっかけにもなった。
 これから言葉を覚えていく2歳の息子にも、親としてきちんとした日本語や礼儀を覚えさせようと思った。

讀賣新聞 2010年4月29日 掲載