法人税
 会社がもうかると増えるんだ

佐藤 良明

アトム 「法人税」ってどんな税金なの?
-----法人というのは、会社のように人が集まった団体などのことさ。法人税とは、法人が国や地方自治体に納める税金だよ。会社は商売をするために、政府や自治体から様々なサービスを受けている。身近なところでは水道がそうだし、世界中で活躍する会社の場合は、政府の大使館が集めた外国の情報などが役に立つことも多い。政府や自治体がいろいろな仕事をするためにも、会社は稼いだお金から税金を納める義務があるんだ。

ウラン どのくらい納めているの。
-----国に納める法人税の額は2010年度、約6兆円と予想されているよ。国が集める税金の総額37兆円の6分の1ぐらいにあたる。「バブル経済」と呼ばれた頃は法人税だけで20兆円近くあったんだ。経済の調子が良いと会社もたくさん稼ぐため、納める税金の額も増える仕組みだ。

アトム 外国にもあるの?
-----あるよ。もうけのどれだけを税金に納めるかを示す税率は、ヨーロッパの国々で30%%前後、中国や韓国などでは25%以下だ。日本は約40%と高いので、日本の会社は税金をたくさん納めなくてはならない。税率が下がれば、外国の魅力ある会社が日本にやってくるかもしれないね。


讀賣新聞 2010年7月16日 掲載