補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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たっちゃんの関係法規
  その22 「歯科技工師及び歯科技工所取締条例案」

内藤 達郎
(PSD)日本補綴構造設計士協会 相談役(法律)

「歯科技工師及び歯科技工所取締条例案」では、
 ・ いかなる場合でも印象採得、試適、かん入(装着)は行なってはならない
 ・ 歯科技工録は5ヵ年保存すること
 ・ 一般に広告してはならない、などである。
この問題はむしろ国として立法化した方がいいのではないかという意見もあって厚生省(当時)でも歯科技工師法の検討を始めている。歯科医師会も歯科技工師法の試案を作ったが、その中の反対意見として、
 ・ 法制化により歯科医療を紛らわしくなる
 ・ これにより将来、医業分業と同じようなことが起きるおそれがある、などがあった。
1951(昭和26年)、このような情勢に対処して、日本歯科技工所連盟は「歯科技工士資格獲得促進同盟」を結成し、相互の連絡の強化を図っている。(この段階で初めて”師”から”士”になっている)

 こうして法制化についてかなり前進したが、歯科技工士の身分とその業務を法で決めるという点で異論が出て、厚生省案の作成そのものも難航する場面がしばしばあった。
 1952(昭和27年)、日本歯科医師会は歯科技工士法案問題に関し厚生省に対する要望書のなかで、
 ・ 受験資格は文部大臣指定の学校と厚生省指定の養成所とする
 ・ 業務の独占として、歯科技工士でなければ技工士の行なう業務をしてはならない
 ・ 歯科医師の調整した印象または模型による指示によらなければ、その業務をしてはならない
 ・ 何人からもその業務の依頼を受け、または何人に対してもその業務の指示もしくは施術をしてはならない。ただし、歯科医師により依頼または指示を受けたときはこの限りではない。
 などと明記して歯科技工士の独立分業を規制している。

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