補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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たっちゃんの関係法規
  その44 「歯科衛生士の職務範囲」その1

内藤 達郎
(PSD)日本補綴構造設計士協会 相談役(法律)

歯科衛生士の職務範囲の根拠となるのは「歯科衛生士法」である。
第2条(定義)には
1 この法律において「歯科衛生士」とは、厚生大臣の免許を受けて、歯科医師(歯科医業をなす事のできる医師を含む。)の直接の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする女子を言う。とある。
一 歯牙露出面及び正常な歯茎の遊離縁下の付着物及び沈着物を機械的操作によって除去すること。
二 歯牙及び口腔に対して薬物を塗布すること。
2 歯科衛生士は保健婦助産婦看護婦法第31条第1項及び第32条の規定にかかわらず、歯科診療の補助をなすことを業とする事ができる。
3 歯科衛生士は、前2項に規定する業務のほか、歯科衛生士の名称を用いて、歯科保健指導をなすことを業とすることができる。
これを解釈すると次のようになる。
(1) 歯科医師の直接の指導の下に歯牙及び口腔疾患の予防処置として、歯牙露出面及び正常な歯茎の遊離縁下の付着物及び沈着物を機械的操作によって除去することができる。(これは歯科医院におけるPMTCやPTCなどが該当する)。
(2) 歯牙及び口腔に対して薬物を塗布することができる。(これはサホライドやフッ素塗布などの行為をさす)。
(3) 歯科診療の補助を行うことができる。
(4) 歯科保健指導を行うことができる。(これは学校や検診、保健所などにおける歯科保健指導をいう)。
(1)(2)(4)は比較的解釈は容易である。ただし(1)をもとに、「歯科衛生士は歯肉縁上の歯石除去しかできない」という解釈が適切か否かということである。それは(3)の解釈如何にかかっている。従って、「歯科衛生士の職務範囲」を考えることは、まさに「歯科診療補助とは何か?」ということに尽きることになる。

次回は「歯科診療補助とは何か?」について考察します。

広島県北 常清滝

内藤達郎撮影

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