補綴構造設計士・歯科技工士川島 哲の世界
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たっちゃんの関係法規
  その48 「診療できる看護師」   

内藤 達郎
(PSD)日本補綴構造設計士協会 相談役(法律)

この度厚生労働省は医師不足の緩和や効率化につなげる狙いで「診療できる看護師」制度が創設された。それは5年以上の実務経験を持つ看護師が大学院などで専門的な研修を受講し国家試験に合格すれば特定看護師になることが出来、医師による大枠の指示(治療計画)に従えば、自主的な判断をしながら幅広い診療を行えるようになる、というものだ。

 医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈は次のようになる。
 医師、歯科医師、看護師等の免許を有さない者による医業(歯科医業を含む。以下同じ。) は、医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条その他の関 係法規によって禁止されている。ここにいう「医業」とは、当該行為を行うに当たり、医 師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼ すおそれのある行為(医行為)を、反復継続する意思をもって行うことであると解される。

 ある行為が医行為であるか否かについては、個々の行為の態様に応じた個別具体的に判 断する必要がある。しかし、近年の傷病構造の変化、国民の間の医療に関する知識の向上、 医学・医療機器の進歩、医療・介護サービスの提供のあり方の変化などを背景に、高齢者 介護や障害者介護の現場等において、医師、看護師等の免許を有さない者が業として行う ことを禁止されている「医行為」の範囲が不必要に拡大解釈されているという現実がある。

 このため、医療機関以外の高齢者介護・障害者介護の現場等において判断に疑義が生じ ることの多い行為であって原則として医行為ではないと考えられるものを次回例示します。

広島フラワーフェステバル2012年

内藤達郎撮影

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